春の好き日に、恐縮です。

 身内を亡くすというのは、つらいことです。でも、誰しも通らなければならない道ですね。私事で重ねて恐縮ですが、初めて身内の死に遭遇したとき、「この世界どこを探しても、もういないんだ」あたり前のことですけども、感じました。「私の胸に生きています」なんてよく言いますけど、しょーもないこと言いますね。もうどこにもいません。姿が無くなるんだもの。

 そして周りの人、職場や植木屋さんや、公園に来て下さる方、などなど。口には出さないけど、こんな大きなショックを経験し乗り越えている、と考えて少し驚きました。こんなどエライこと乗り越えるなんてスゲーなと。私もこれから、大事な人を見送らなければならない場面が必ずきます。「このショックがこれからも続くんば、先に死んだ方が楽かも」とあの時は思いましたが、これは後から生まれた者の義務らんだと思って、それまで孝行したいなと考えています。あと何年一緒いらんるか、大抵読めてきてますし。

 それでも、女性が母親を亡くすというのは、どんなに大きな悲しみでしょうね?